大規模非心臓手術におけるトラネキサム酸の病院全体導入、輸血減少と血栓症非劣性を確認
【背景】
大規模非心臓手術患者へのトラネキサム酸(TXA)投与が、安全に赤血球輸血を減らせるか、病院方針としての有効性は不明でした。本研究は、この臨床的疑問を解決するため、多施設共同のクラスターランダム化比較試験を実施しました。
【結果】
TXA群では7.4%(306/4156例)が赤血球輸血を受け、プラセボ群の9.8%(403/4117例)と比較して有意に低かった(相対リスク0.73、95%CI 0.61-0.86)。90日以内の静脈血栓塞栓症発生率はTXA群2.1%(86/4128例)、プラセボ群2.1%(85/4052例)で、TXAの非劣性が確認されました(相対リスク0.96、95%CI 0.65-1.38)。
【臨床へのインパクト】
大規模非心臓手術患者に対し、病院全体で術中にトラネキサム酸を投与する方針は、赤血球輸血の発生率を約2.7ポイント減少させ、かつ静脈血栓塞栓症のリスクを増加させないことが示されました。この結果は、輸血量削減とそれに伴う合併症リスク低減を目指す周術期管理において、トラネキサム酸のルーチン使用を推奨する根拠となり、日本の臨床現場のガイドライン改訂や診療プロトコル見直しに影響を与える可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

