胎児発育曲線、どれを使う?英国320万例でSGA・LGA判定率に最大3倍超の差
【背景】
胎児の発育評価に用いられる成長曲線は複数存在しますが、英国NHSで現在使われている7種類の基準でSGA(在胎週数に比して小さい)やLGA(在胎週数に比して大きい)の判定率がどう異なるか不明でした。本研究は、イングランドの妊婦集団におけるスクリーニング陽性率を調査し、最適な基準を検討しました。
【結果】
SGA(10パーセンタイル未満)の判定率は、IG21-2017で5.5%からFMFで18.7%までと、基準によって大きく異なりました。LGA(90パーセンタイル超)もHadlockの4.9%からIG21-2017の17.7%まで幅がありました。母親の特性を考慮したカスタマイズ基準であるGROWは、SGA率13.4%、LGA率8.4%で、地域間のSGA率のばらつきが最も狭い結果でした(11.6-15.2%)。
【臨床へのインパクト】
胎児発育曲線の選択がSGAやLGAの診断に大きく影響し、その後の管理や介入に違いが生じる可能性があります。画一的な成長曲線では、多様な妊婦集団を持つ英国NHSのような環境では、潜在的なリスクのある胎児を見落とす可能性があります。個々の胎児の成長ポテンシャルに基づいたカスタマイズされた基準の導入と、エビデンスに基づいた全国的なガイドラインの策定が、安全で個別化された周産期ケアのために必要とされます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

