マラウイ小児の鉄剤・多量微量栄養素とマラリア予防併用、認知機能改善せず
【背景】
貧血が蔓延する地域では、小児の神経発達障害軽減のため鉄剤投与が推奨されるが、その機能的利益はRCTで未確認。鉄剤が感染リスクを高める懸念もあるため、マラリア予防との併用効果と安全性が検証された。
【結果】
マラウイの6ヶ月児2168例を対象に、鉄シロップ、鉄含有微量栄養素、マラリア予防単独、プラセボ単独の4群で6ヶ月間介入。主要評価項目である介入終了時の認知機能スコア(Bayley-III)は、鉄剤介入群とマラリア予防単独群で差がなかった(鉄シロップ群との差 -0.52 [95% CI, -2.52 to 1.48])。
【臨床へのインパクト】
貧血が蔓延する地域において、マラリア予防と併用した6ヶ月間の鉄剤または多量微量栄養素の普遍的投与は、小児の認知機能改善に寄与しない可能性が示唆された。フェリチン濃度は上昇したが貧血有病率は改善せず、感染リスクも増加しなかった。この結果は、現行のWHO推奨の再評価を促す可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

