乳幼児の喘鳴性下気道炎予防に細菌溶解物OM-85は無効、高リスク群対象のRCT
【背景】
乳幼児の喘鳴を伴う下気道感染症は、小児医療における重要な課題です。アトピー性皮膚炎や家族歴など喘息リスクの高い乳幼児に対し、細菌溶解物OM-85が喘鳴性下気道炎の一次予防に有効か、安全性と有効性を評価するORBEX試験が実施されました。
【結果】
喘息リスクのある生後6〜18ヶ月の乳幼児822人を対象に、OM-85またはプラセボを24ヶ月間投与し、その後36ヶ月間追跡しました。主要評価項目である初回喘鳴性下気道炎発症までの期間に、OM-85群とプラセボ群で有意差はありませんでした(ハザード比 1.16 [95% CI 0.82-1.64]、p=0.35)。
【臨床へのインパクト】
本研究は、喘息リスクの高い乳幼児における細菌溶解物OM-85の喘鳴性下気道炎の一次予防効果を否定するものです。現在のところ、乳幼児期における喘息様症状の一次予防としてOM-85を推奨する根拠はなく、日本の臨床現場で喘鳴予防目的でのOM-85の処方や使用は推奨されません。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

