閉経期ホルモン療法と血栓症リスク:経口剤は血栓塞栓症リスク増、経皮剤は非関連
【背景】
閉経期ホルモン療法(MHT)は更年期症状に有効だが、血栓症リスクへの影響が懸念されてきた。特に現代のMHTにおける静脈血栓塞栓症(VTE)、虚血性脳卒中、心筋梗塞との関連を大規模データで検証する必要があった。
【結果】
経口エストロゲン療法はVTE(ハザード比1.6、95%CI 1.5-1.8)、虚血性脳卒中(1.3、1.2-1.4)、心筋梗塞(1.2、1.1-1.3)のリスクを増加させた。VTEの年間絶対リスク増加は0.09%で、NNHは1055だった。経皮療法では心筋梗塞リスクの一部を除き、血栓症リスク増加は認められなかった。
【臨床へのインパクト】
閉経期ホルモン療法を検討する際、経口剤はVTE、虚血性脳卒中、心筋梗塞のリスク増加と関連する一方、経皮剤は概ね血栓症リスクを増加させないことが示唆された。特に高用量経口エストラジオールの長期使用は脳卒中と心筋梗梗塞リスクを高めるため、患者背景に応じた製剤選択や投与経路の検討が重要となる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

