【背景】
軽症虚血性脳卒中(NIHSS 0-5)で頭蓋内閉塞を伴う患者は、予後不良のリスクが高い。テネクテプラーゼ静注がこの集団の転帰を改善する可能性が示唆されていたため、非血栓溶解療法と比較し優越性を検証した。
【結果】
主要評価項目である90日時点でのベースライン機能への回復は、テネクテプラーゼ群72%に対し対照群75%で、有意差はなかった(RR 0.96, 95% CI 0.88-1.04, p=0.29)。テネクテプラーゼ群では死亡が5%(20例)、対照群では1%(5例)と増加し(調整ハザード比 3.8, 95% CI 1.4-10.2, p=0.0085)、症候性頭蓋内出血もテネクテプラーゼ群で2%(8例)と増加傾向にあった(RR 4.2, 95% CI 0.9-19.7, p=0.059)。
【臨床へのインパクト】
本研究は、軽症虚血性脳卒中かつ頭蓋内閉塞患者に対するテネクテプラーゼ静注の有効性を示せず、むしろ死亡率および症候性頭蓋内出血が増加する可能性を示唆したため、早期中止された。この結果は、軽症脳卒中患者に対するルーチンの血栓溶解療法を推奨しないものであり、日本の臨床現場においても、この集団へのテネクテプラーゼ使用は慎重に検討されるべきである。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
